出雲市の南神立橋(みなみかんだちばし)からみた斐伊川(ひいかわ)です。
斐伊川の上流には有名なヤマタノオロチと、すさのおの神の神話が残っています。
ヤマタノオロチにさらわれそうになっていた”くしなだ姫”を救うべく、
すさのおの神はヤマタノオロチと戦い、これを倒します。
その時にオロチの腹から出てきたのが、有名な”草薙の剣(天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)”です。
草薙の剣は天皇家に代々伝わる”三種の神器”の一つであり、日本でもっとも有名な
神剣です。
この神話があながち全くのでたらめでなさそうな事には、この斐伊川の上流では
良質の砂鉄がとれ、古くから日本刀の製造がおこなわれてきました。
出雲地方には空想と事実が入り混じった神話がたくさんあります。